【W06】はどうなの?
「WiMAX史上最高速度1.2Gbps」で話題の【W06】が、2019年1月25日から発売開始。
多くのサイトさんがおすすめしている【W06】の不都合な真実と、製造メーカーの問題点。
そして機種の特長についてお伝えしていきます。
【W06】はどうなの?
「WiMAX史上最高速度1.2Gbps」で話題の【W06】が、2019年1月25日から発売開始。
多くのサイトさんがおすすめしている【W06】の不都合な真実と、製造メーカーの問題点。
そして機種の特長についてお伝えしていきます。
【目次】~【W06】について~
【目次】~【W06】について~
実はほぼ対応不可!?「最大受信速度1.2Gbps」の不都合な真実とは?
ついに光回線に匹敵する通信速度1Gbpsに達した最新機種【W06】。
UQ WiMAX公式サイトや、その他WEBサイトなどで「最大受信速度1.2Gbps」が大きく宣伝されています。
下り最大1.2Gbpsの高速通信を実現するため、データ容量の大きな高画質動画も快適にお楽しみいただけます。引用:UQ公式より
しかし、
この「最大受信速度1.2Gbps」には不都合な真実が隠されています。
その真実とは…?
対応条件がかなり厳しいため、事実上ほぼ対応不可であることです。
では、その厳しい対応条件一覧をご覧ください。
- 一部の地域にいる時
- ハイスピードプラスエリアモード時
- 最大出力モード時
- USBケーブルで繋いだ時
【W06】が最大受信速度1.2Gbpsに対応するのは、この4つの条件がすべてそろった時のみとなります。
ちなみに、現在対応している地域は東京都、埼玉県のごく一部だけ。
【参照】
UQ公式(注1)より
したがって、
ほとんどの地域では【W06】のウリである最大受信速度1.2Gbpsに対応していません。
実質的な最大通信速度は、いままでのWiMAX機種と同じ最大受信速度440Mbps(一部エリアのみ558Mbps)となります。
たしかに、その可能性はあります。
しかし、もう1つのキビシイ条件「ハイスピードプラスエリアモード時」の問題が残っています。
最大受信速度1.2Gbpsの条件:「ハイスピードプラスエリアモード時」の問題点について
それが、
ハイスピード モード (メインモード) |
ハイスピード プラスエリアモード (サブモード) |
このうちハイスピードプラスエリアモード(サブモード)は、月間7GBまでしか使えません。
たとえ月間上限ナシの「ギガ放題プラン」に加入していても、使えるのは7GBまでです。
ハイスピードプラスエリアモードって何?注意点は?疑問を解消します。
先ほどお伝えしましたように、【W06】を最大受信速度1.2Gbpsで使うためには、ハイスピードプラスエリアモードにする必要があります。
ということは、
最大受信速度1.2Gbpsで使えるのは、最大で月間7GBまでとなります。ちなみに、上限の7GBを越えてしまった場合は、スマホの通信制限と同じ激遅速度に制限されてしまいます。
WiMAXは「月間上限ナシ」で使えるが最大の魅力。
たくさんネットを楽しむために手に入れたのに、月間7GBまでしか使えなくなってしまったら、WiMAX魅力は半減どころではありません。
そのため、【W06】の強みである最大受信速度1.2Gbpsは、見た目上とてもインパクトはありますが、現実的にはイマイチとなっています。
そういうワケではありません。
しかし、いまお伝えしました不都合な真実のほかにも、【W06】には大きな問題があります。
その問題とは、世界的に排除の動きが始まっている「ファーウェイ製」であることです。
【W06】は問題視されているファーウェイ製。あなたはどうする?
ご存知の方も多いかと思いますが、いま中国の巨大IT企業『ファーウェイ』が米国を中心に危険視されています。
そして、日本でもこの企業の製品を排除する動きが始まっています。
【参照】
ファーウェイ排除へ(夕刊フジHP)
もちろん、現時点(2019年1月)で本当に危険かどうかは分かりませんし、私たち一般人が使うような製品には、特に問題はないかもしれません。
しかし、
世界中が危険視している会社の製品【W06】を、最新機種+最大通信速度1.2Gbps(※ほぼ対応不可)だからといって、無条件に選んでしまってもいいのでしょうか?
当サイト管理人の意見といたしましては、いまは【W06】と発売日が近い、NEC製の【WX05】を選択。
そして、ファーウェイ問題が終結したあと、必要があればその時の最新機種に変更するのがベストだと考えています。
ちなみに、簡単手続きランキングNo.1の【So-net】さんを選べば、2年10カ月目以降からは無料で機種変更ができます。
今月のポケットwifi簡単手続きランキングTOP7!
あなたは【W06】と【WX05】どちらを選ばれますか?
【W06】を選ぶなら知っておきたい機種の特長について
これまで【W06】のデメリット部分をお伝えしてきましたが、もちろんメリットもあります。
まずは、一覧をご覧ください。
それでは、ひとつづつ詳しく解説いたします。
高性能ハイモードアンテナ搭載
新機種【W06】から新たに搭載された「高性能ハイモードアンテナ」
これは↓の画像のように、基地局からの電波をキャッチしやすくなる機能です。
メーカー公式サイトによると、この「高性能ハイモードアンテナ」があることによって、いままで繋がりにくかった場所でも電波をキャッチするようになるそうです。
【参照】
HUAWEI公式
ライバル機種の【WX05】に搭載されている「WiMAXハイパワー」と同じような性能だと予想されます。
TXビームフォーミング機能
こちらは基地局から受信した電波を、あなたがネットに繋ぎたいモノ(ex.スマホ、タブレット、ノートPCなど)に届ける力をアップさせる機能です。
これまでの同シリーズ(【W05】以前)では、WiMAXを中心にまんべんなく電波が飛んでいました。
しかし、この機能により電波を狙って飛ばせるように進化。
その結果、電波の無駄が減り、強力な電波が飛ばせるようになっています。
ハイスピードモードが下り最大558Mbps
WiMAXのメインモードであるハイスピードモード。
【W06】はこのモードの最大受信速度が558Mbpsとなっており、ほかのWiMAX機種と比べても最速となっています。
【W06】 | 【WX05】 |
下り最大558Mbps | 下り最大440Mbps |
ただし、どのエリアが下り最大558Mbpsに対応しているかは、公式に発表されていません。
発表されているのは最大440Mbpsの対応エリアのみとなっています。
そのため、表示上【W06】と【WX05】のハイスピードモード時の通信速度の差はあるものの、現実的にはほぼ無いと考えられます。
【参照】
以上が、【W06】の特長となります。
それでは最後に、この機種の詳細表をご覧ください。
Speed Wi-Fi NEXT W06 | |
ブラック×ブルー | ホワイト×シルバー |
製造元 | ファーウェイ |
最大通信速度 | 下り最大558Mbps/上り最大30Mbps (HSモード時) |
下り最大1,237Mbps/上り最大75Mbps (HS+Aモード時) |
|
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a (5GHz帯) |
IEEE802.11n/11g/11b (2.4GHz帯) |
|
大きさ | 約128(W)×64(H)×11.9(D)mm |
重さ | 約125g |
バッテリ容量 | 3,000mAh |
充電時間 | 約140分 |
最大同時接続数 | Wi-Fi :16台 / USB:1台 |
連続通信時間 | スマート設定時 約540分 (HSモード) |
スマート設定時 約400分 (HS+Aモード) |
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・その1⇒
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