【詳しく知りたい方用】
いま日本にあるほとんどのポケットwi-fiは「LTE系orWiMAX系」のどちらかに分けられます。
そこで、この記事では「この2つがどう違うのか?」を徹底的に
比較していきます。
もちろん、ギガ放題とアドバンスモードの違いの解説もあります。
【詳しく知りたい方用】
いま日本にあるほとんどのポケットwi-fiは「LTE系orWiMAX系」のどちらかに分けられます。
そこで、この記事では「この2つがどう違うのか?」を徹底的に
比較していきます。
もちろん、ギガ放題とアドバンスモードの違いの解説もあります。
【WiMAX系orLTE系】のポケットwi-fiの特徴を簡単に確認♪
最初にもお伝えしましたように、いま日本のポケットwi-fiのほとんどは、
【WiMAX系orLTE系】のどちらかに分けられます。
まずは両者の違いを比較していく前に、それぞれの特徴をさらっと確認しておきます。
【WiMAX系について】
【WiMAX系について】
WiMAX系のポケットwi-fiとは、「UQ コミュニケーションズ」が提供する【WiMAX2+】という電波をメイン回線として使うポケットwi-fiのことです。
【LTE系について】
【LTE系について】
LTE系のポケットwi-fiとは、「Y!mobile」が提供する【4G/LTE】という電波をメイン回線として使うポケットwi-fiのことです。
「なぜポケットwi-fiがこの2つに分けられるのか?」というと、どこの会社も↑のどちらかの電波を借りてポケットwi-fiの商売をしているからです。
ちなみに、この「電波を借りて商売する。」という仕組みは、最近よくCMしている「格安スマホ」など同じ仕組みです。
「MVNO」なんて呼ばれることもあります。
さて、ここから先では、WiMAX系とLTE系のポケットwi-fiをいろんな項目に分けて比べていきます。
しかしその前に、いろいろ比較した結果から導き出される結論を、先にお伝えしておきます。
結論!
あまり使わない
LTE系を選択
たくさん使う
WiMAX系を選択
以上が結論となります。
なぜ、この結論になるのか?
それは、これからお伝えしていく比較をご覧いただければ、お分かりになると思います。
WiMAX系とLTE系のポケットwi-fiの違いを5つに分けて比較
使える回線の違い
WiMAX系とLTE系のポケットwi-fiは使える回線が違います。
それぞれの使える回線を表にまとめましたので、↓をご覧ください。
【WiMAX系】
WiMAX | ▲ |
WiMAX2+ | ◎ |
AXGP | × |
4G/LTE | ▲ |
【LTE系】
WiMAX | × |
WiMAX2+ | × |
AXGP | 〇 |
4G/LTE | ◎ |
【WiMAX系】
WiMAX | ▲ |
WiMAX2+ | ◎ |
AXGP | × |
4G/LTE | ▲ |
【LTE系】
WiMAX | × |
WiMAX2+ | × |
AXGP | 〇 |
4G/LTE | ◎ |
【◎】は、それぞれのポケットwi-fiのメイン回線です。
その他の回線については、掘り下げると長くなってしまいますので、深いお話は他の記事に書いておきます。
とりあえずここでは、「WiMAX系とLTE系では、メイン回線&使える回線が違うのか~。」ぐらいのご理解で大丈夫です。
最大通信速度の違い
WiMAX系とLTE系では、最大通信速度に差があります。
2017年現在、最大通信速度はそれぞれ↓のようになっています。
【WiMAX系】
下り最大 | 440Mbps |
上り最大 | 30Mbps |
【LTE系】
下り最大 | 612Mbps |
上り最大 | 37.5Mbps |
【WiMAX系】
下り最大 | 440Mbps |
上り最大 | 30Mbps |
【LTE系】
下り最大 | 612Mbps |
上り最大 | 37.5Mbps |
通信速度については、LTE系が一歩リードしています。
ただし、この最大通信速度はあくまでも理論上の「最大」なので、実際の速度は全然違うことがほとんどです。
また、機種や場所によっても大きく変わることもあり、事実上「目安」ぐらいにしかなりません。
実際に、私がいま使っている【WX02】という機種↓で通信速度を測ったところ、最大220Mbps出るハズが、平均7Mbps程度でした。
もちろん、最大通信速度の数字は大きければ大きい方が、実際の通信速度も速くなりやすいです。
通信可能エリアの違い
WiMAX系とLTE系のポケットwi-fiの違い3つ目は「通信可能エリア」です。
この違いが分かりやすいように、日本一有名な山「富士山」周辺のエリアマップをご用意いたしました。
ぜひ1度見比べてください。
このように、LTE系の方がWiMAX系よりもエリアが広くなっています。
LTE系のメイン回線である「4G LTE」はこの通信可能エリアの広さが強みです。
契約期間の違い
【WiMAX系】
契約期間 | 2年間 |
【LTE系】
契約期間 | 3年間 |
【WiMAX系】
契約期間 | 2年間 |
【LTE系】
契約期間 | 3年間 |
↑のようにWiMAX系とLTE系のポケットwi-fiは契約期間が違います。
ちなみに、契約期間が短い方が「乗り換えなどで安くできる機会が増える」のでオトクです。
月間上限ナシの違い
WiMAX系とLTE系のポケットwi-fiには、月間通信量の上限がないプランorオプションがあります。
それが↓コレです。
【WiMAX系】
ギガ放題 <メインプラン> |
【LTE系】
アドバンスモード <オプション> |
【WiMAX系】
ギガ放題 <メインプラン> |
【LTE系】
アドバンスモード <オプション> |
この2つは同じ「月間上限ナシ」に見えますが、実は「扱い」に違いがあります。
そしてこの「扱いの違い」が、のちに大きな違いとなっていきます。
それでは、月間上限ナシの「ギガ放題とアドバンスモードはドコが違うのか?」これから詳しくお伝えしていきます。
ギガ放題とアドバンスモード(ADVモード)の違い
使う回線の違い
【ギガ放題】
WiMAX2+ |
【ADVモード】
AXGP |
【ギガ放題】
WiMAX2+ |
【ADVモード】
AXGP |
WiMAX系は、月間上限ナシのギガ放題でも、メイン回線である「WiMAX2+」を使います。
しかし、LTE系のアドバンスモードはメイン回線の「4G LTE」ではなく「AXGP」を使います。
「最大通信速度」と「通信可能エリア」が変わります。
ちなみに、「4G LTE⇒AXGP」に変わることでLTE系のポケットwi-fiのパワーは大きくダウンします。
では、実際に確認していきましょう。
最大通信速度の違い
【WiMAX2+】
下り最大 | 440Mbps |
上り最大 | 30Mbps |
【AXGP】
下り最大 | 165Mbps |
上り最大 | ??? |
【WiMAX2+】
下り最大 | 440Mbps |
上り最大 | 30Mbps |
【AXGP】
下り最大 | 165Mbps |
上り最大 | ??? |
LTE系のポケットwi-fiが「4G LTE」の時は下り最大612Mbpsでした。
ですが、「AXGP」に変わったことで下り最大165Mbpsとなり、明らかにパワーダウンしていることが分かります。
このパワーダウンによって「月間上限ナシ」の場合、最大通信速度はWiMAX系の方が上になります。
さすがWiMAX系のポケットwi-fiのメイン回線「WiMAX2+」といったところですネ。
通信可能エリアの違い
アドバンスモードで使う「AXGP」は通信可能エリアが狭くなっています。
今回も、「富士山」周辺のエリアマップをご用意いたしましたのでご覧ください。
このように、AXGPはWiMAX2+よりもエリアが狭いです。
よく見ると、国道沿いでも使えないところが結構あるのが気になります。
モード変更の違い
【ギガ放題】
ハイスピードモード ハイスピードプラス エリアモード |
|
料金 | 1,005円/月 |
【ADVモード】
アドバンスモード 標準モード |
|
料金 | 無料 |
【ギガ放題】
ハイスピードモード ハイスピードプラス エリアモード |
|
料金 | 1,005円/月 |
【ADVモード】
アドバンスモード 標準モード |
|
料金 | 無料 |
WiMAX系のポケットwi-fiは、ハイスピードモードというモードで「WiMAX2+」を使って通信します。
ですが、一部の機種(W0系)では「4G LTE」が使えるハイスピードプラスエリアモードというのがあります。
【関連記事】
ハイスピードプラスエリアモードって何?注意点は?疑問を解消。
【W0系】
このハイスピードプラスエリアモードにするのには、上の表に書きましたように別料金がかかります。
これに対して、LTE系のポケットwi-fiでは「AXGP」を使うアドバンスモードから、「4G LTE」を使う標準モードに変えても別料金がかかりません。
ですが、その代わりに初めから料金が高くなっています。
料金の違い
【WiMAX系】
毎月平均 | 約2,583円 |
毎月平均 | 約3,015円 |
【LTE系】
毎月平均 | 約2,678円 |
毎月平均 | 約4,729円 |
【WiMAX系】
毎月平均 | 約2,583円 |
毎月平均 | 約3,015円 |
【LTE系】
毎月平均 | 約2,678円 |
毎月平均 | 約4,729円 |
このように、LTE系のポケットwi-fiの「アドバンスオプション」の方が高くなっています。
会社やキャンペーンによって金額は変わることはありますが、いつ比べても「アドバンスオプション」の方が「ギガ放題」よりも高くなっています。
通信規制の違い
2017年4月5日から、LTE系の「アドバンスオプション」の通信規制が↓のように変わります。
直近3日間 | 3GB以上 |
直近3日間 | 10GB以上 |
そのため、WiMAX系とLTE系の間には「通信規制の違い」はなくなります。
(⇒まとめへ)
【WiMAX系】
直近3日間 | ナシ |
月間上限 | 7GB |
規制中速度 | 128kbps |
直近3日間 | 10GB以上 |
月間上限 | ナシ |
規制中速度 | 約1Mbps |
【LTE系】
直近3日間 | ナシ |
月間上限 | 5GBor7GB |
規制中速度 | 128Kbps |
直近3日間 | 10GB以上 |
月間上限 | ナシ |
規制中速度 | 約1Mbps |
【WiMAX系】
直近3日間 | ナシ |
月間上限 | 7GB |
規制中速度 | 128kbps |
直近3日間 | 10GB以上 |
月間上限 | ナシ |
規制中速度 | 約1Mbps |
【LTE系】
直近3日間 | ナシ |
月間上限 | 5GBor7GB |
規制中速度 | 128Kbps |
直近3日間 | 10GB以上 |
月間上限 | ナシ |
規制中速度 | 約1Mbps |
「5つの違い」とギガ放題とアドバンスモードの比較から導き出される2つの答え
あまり使わないなら、
LTE系を選択した方が良い
【理由】
以上の【理由】から、このの結論となります。
簡単に言うと、
だから、LTE系のポケットwi-fiを選ぼうよ。
ということです。
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いっぱい使うなら、
WiMAX系を選択した方が良い
【理由】
以上の【理由】から、このの結論となります。
簡単に言うと、
だから、WiMAX系のポケットwi-fiを選ぼうよ。
ということです。
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